芸能

打倒『報ステ』狙うNHK「七人の女侍」はポスト有働の試金石

「ポスト有働」を目指すNHK「7人の女侍」とは?

 フジテレビの加藤綾子アナ(30)が4月末で退社し今後はフリーとして活動する。今回の改編は女子アナたちにとって「大人事異動」となりそうだ。近年、女子アナの存在感が低下し、それに伴うかのように視聴率も下降気味のテレビ朝日では、「屋台骨」ともいえる番組でキャスター交代が控える。

『報道ステーション』に12年間「君臨」した古舘伊知郎(61)が降板し、同局の富川悠太アナ(39)が後任を務めるが「ポスト古舘」の大役が務まるかは不透明だ。サブキャスターの席には変わらず小川彩佳アナ(31)が座る予定だ。

「夕方の『スーパーJチャンネル』で力を付けた竹内由恵アナ(30)、かつてスポーツ担当で報ステのアイドルだった宇賀なつみアナ(29)のエース候補2人の抜擢も噂されたが、どちらも『ニュースステーション』時代に小宮悦子や渡辺真理が座った“女王”の席に就くことができなかった」(テレ朝関係者)

 不安の残る『報ステ』を打倒すべく、NHKが送り込むのが「七人の女侍」だ。

 NHKは4月スタートの報道新番組『クローズアップ現代+』のキャスターに7人の女子アナを日替わりで起用する。月~木の放送で、時間は夜10時から。報ステと“モロかぶり”だ。

 注目のメンバーは、報道番組『ニュースウオッチ9』を卒業後、京都放送局に異動した際に「あさひロス」という言葉まで生んだ井上あさひアナ(34)や男性ファンの多い杉浦友紀アナ(32)、人気番組『ブラタモリ』のアシスタントが好評だった久保田祐佳アナ(33)。それに松村正代アナ(34)、小郷知子アナ(37)、鎌倉千秋アナ(37)、伊東敏恵アナ(43)を加えた7人だ。NHK関係者がいう。

「ライバルはもちろん『報ステ』です。ですが彼女たちはむしろ視聴率が比較されることで『この中で、誰が一番人気なのか』を互いに意識し合うでしょうね」

 この「七人の女侍」を誰よりも意識しているのは、紅白の司会から大河のナレーションまでこなす「不動の女王」有働由美子アナ(47)かもしれない。7人の争いは、“ポスト有働”をめぐる試金石ともいえる。

※週刊ポスト2016年4月8日号

関連記事

トピックス

イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
マンションの周囲や敷地内にスマホを見ながら立っている女性が増えた(写真提供/イメージマート)
《高級タワマンがパパ活の現場に》元住民が嘆きの告発 周辺や敷地内に露出多めの女性が増え、スマホを片手に…居住者用ラウンジでデート、共用スペースでどんちゃん騒ぎも
NEWSポストセブン
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
デビュー25周年を迎えた後藤真希
デビュー25周年の後藤真希 「なんだか“作ったもの”に感じてしまった」とモー娘。時代の葛藤明かす きゃんちゅー、AKBとのコラボで感じた“意識の変化”も
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
亡くなった辻上里菜さん(写真/里菜さんの母親提供)
《22歳シングルマザー「ゴルフクラブ殴打殺人事件」に新証言》裁判で認められた被告の「女性と別の男の2人の脅されていた」の主張に、当事者である“別の男”が反論 「彼女が殺されたことも知らなかった」と手紙に綴る
NEWSポストセブン
ものづくりの現場がやっぱり好きだと菊川怜は言う
《15年ぶりに映画出演》菊川怜インタビュー 三児の子育てを中心とした生活の中、肉体的にハードでも「これまでのイメージを覆すような役にも挑戦していきたい」と意気込み
週刊ポスト
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
田久保市長の”卒業勘違い発言”を覆した「記録」についての証言が得られた(右:本人SNSより)
【新証言】学歴詐称疑惑の田久保市長、大学取得単位は「卒業要件の半分以下」だった 百条委関係者も「“勘違い”できるような数字ではない」と複数証言
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン