国内

人が不倫に陥る心理 カリギュラ効果と吊り橋効果にあり

 既婚女性にとって、不倫がバレた時の代償は大きい。それは誰しもわかっているはずだ。それなのに、なぜ不倫に走ってしまうのだろうか。

「人間心理の落とし穴にはまれば、誰もが不倫に陥る可能性があります」と精神科医の高木希奈さんは警鐘を鳴らす。

「不倫に陥る心理の1つに『カリギュラ効果』があります。これは、禁止されたものほどしたくなる心理のこと。不倫はしてはいけないことだからこそ、したくなるのです。もう1つは、『吊り橋効果』。やってはいけないことをしているドキドキ感や背徳感を、好きという気持ちと勘違いしてしまうのです」(高木さん)

 さらに、年齢によって不倫に走りやすくなる“時期”もあるという。不倫問題に詳しいノンフィクションライターの亀山早苗さんはこう語る。

「女性の性欲は40代がピークといわれています。これは女性ホルモンのなせる業。女性ホルモンが激減するのが更年期前の40代半ば。この時期は、男性ホルモンが優位になり、アグレッシブになるという説があります。その結果、女性が男を捕獲するハンターへと変貌するのです。実際、既婚女性で不倫に走る年代も40代が最も多いと実感しています」(亀山さん)

 40代女性が不倫に走りやすくなるのは、“女”としての衝動のなせる業。とはいえ、リスクが大きすぎることを、決して忘れてはいけない。

 悲劇を避けるためには、相手の妻にバレる前に別れるべき。女性はウソをつくのがうまいため、夫に気づかれる可能性は低い。それで、自分はうまく隠しているから、大丈夫と思っていると、男のミスでバレることが多いのだ。

 例えばLINE。ベッキー(32才)のケースがそれだ。

「男性は家庭での、携帯電話やスマホ、PCのガードがザル。たいていの場合、ここから妻に証拠を握られます。暗証番号をかけているから安心と思っていても、それが誕生日などわかりやすいものだったりして、簡単に見破られてしまいます」(亀山さん)

 自宅のPCからラブホテルの予約をし、その履歴が残っていてバレた人や、カードの明細や領収書から、ゴルフに行っていた時間に都内のホテルにいたことがバレた人も実際にいるという。

※女性セブン2016年4月21日号

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン