芸能

桂歌丸引退で『笑点』豪華な新メンバー候補の顔ぶれ

「座布団利権」の争奪戦(『笑点』HPより)

 50周年を迎える国民的長寿番組『笑点』(日本テレビ系)は大きな転換期を迎えた。番組の生き字引である桂歌丸(79)が引退し、新たな時代が幕を開ける。日テレとしてはこのタイミングで大喜利メンバーの若返りを図りたいのが本音だという声も聞こえてくる。

 だがその名物コーナー・大喜利の「座布団利権」を巡って笑えない争いが起こっている。大喜利メンバーになれば全国に名前が売れ、地方営業のギャラが桁違いになるからだ。地方営業のギャラは、メンバーではない落語家の場合、真打ちでも10万~20万円だが、メンバーは50万~60万円にもなると落語関係者は語る。
 
 だからこそ、その座を失いたくないと現メンバーは考える。そして、三遊亭好楽(66)と林家木久扇(78)には、「父」としての思いもあるという。

「2人は息子である王楽(38)、木久蔵(40)たちに自分の座布団を譲りたいという気持ちが強い。だが、まだ力不足で時期尚早。その日が来るまでは自分たちが席を守るという思いなのです」(落語関係者)

 実際、5月7日に行なわれたイベントで、好楽は「歌丸師匠の思いを受け継いで次に渡したい」と意気込むと、王楽も「売れることが恩返し」と意気軒昂だった。

 では、新体制はどうなるのか。現時点では、歌丸の後任司会者として三遊亭円楽(66)が有力視されているが、そうなると円楽が昇格することで、これまでの円楽の席が空く。全体のメンバー構成は「各所属団体のバランスが重要」(日テレ関係者)と言う。その団体とは、現メンバーが所属する「落語芸術協会」(歌丸、三遊亭小遊三、春風亭昇太)、「落語協会」(木久扇、林家たい平)、「円楽一門会」(円楽、好楽)だ。

「林家こん平(73)の後にたい平(51)、歌丸の後に昇太だったように、円楽が司会になれば、空席には円楽一門会の若手を据えるというのが一番しっくりくる。だが、同一門会には有力な若手がいないのが実情なのです。

 挙げるとすれば、三遊亭愛楽(46)です。兄弟番組の『笑点Jr.』に出演していたが、たい平や昇太もこの番組の前身『BS笑点』を経てメンバーに昇格していますから可能性はあります」

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン