「立て続けに投稿してしまうのは、自分の承認欲求に振りまわされている状態です。周りからは不快に思われている場合もあるので、自分を客観的に見る時間を作ることです。スルーされたり、周りの人が離れていったなら、それはひとつの気づきの機会ですね。グループのサイズも選ぶべきです。例えば子供自慢も、少数のグループで全員に子供がいて、みんながしている場ならいいでしょう。そうでないなら、いろいろな状況の人がいることを想像して、他者の視点に立って投稿を。何百といるグループなら、何百人の前で話しているという自覚を持ちましょう」

 そもそも、「SNSは人の気持ちに鈍感な人向き」と諸富さんは続ける。

「SNSは鈍感な人たちが『いいでしょう?』『いいね』と自慢し合うのに向く場です。鈍感になれない人や、それが嫌な人は離れるのが正解です。彼らに気づかせてあげようと思うのは無駄です。注目や関心がほしい人たちですから、反応をしないのがいちばんです」

 最近では熊本地震後の不謹慎狩りが問題になっているが、ネットは顔が見えないためか、何かと批判したり攻撃する人が多く目立つ。

「人を攻撃することで快感を覚える人にも、愛着障害あるいは発達障害のどちらかの傾向が強い人が少なくありません。いずれの傾向が強い人も、自分が非難されることにすごく敏感で、非を認めるのが苦手で、ちょっとしたことにこだわりやすい。こうした傾向のある人に非を認めさせようとするのは、あまりお勧めできません。SNSというのは、ある意味で、空気が読めない人がなじめ安い場です。そこでやりあっても、無駄骨に終わることが多いので、賢明な人は、SNSでむきにやりあったりしません。それが大人の対応です」

「イイね」してほしいがために投稿を繰り返しする、その数が気になる、片時もSNSをチェックしていないと気が済まない――そこまでの強い承認欲求やSNSに依存してしまう正体とは何なのだろうか。

「SNSが好きな人達は、つまりリアルの世界で承認が得られないから、そこに求める人が多いんです。心が空っぽな人がなりやすい。何かに依存するのは、心が空虚な人の特徴です。アルコール依存やドラッグ依存もそうですが、空っぽな自分を支えるためにずっと刺激を求めている刹那の繰り返しです。今、スマホを取り上げると暴れ始める子が増えています。家庭内暴力の大半がスマホを巡る問題なのです。ネット依存症はアルコール依存症などと同じく脳の病気ですが、そのネット依存症に今、約50万人が中高生がなっていると言われています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《“七三分け”白髪の石橋貴明が動き始めた》鈴木保奈美「私がお仕事をしてこられたのは…」“再ブレイクと闘病中”元夫婦の距離感
NEWSポストセブン
波瑠と高杉真宙の仲睦まじいツーショット
《波瑠がメガネと白セーター姿で高杉真宙にピッタリ寄り添い…》「思い出深い1年でした」新婚ホヤホヤの2人は“お揃いのデニムパンツ”で笑顔の神対応
NEWSポストセブン
『激走戦隊カーレンジャー』でピンクレーサー・八神洋子役を演じ、高い人気を得た来栖あつこさん
《スーパー戦隊50年の歴史に幕》「時代に合ったヒーローがいればいい」来栖あつこが明かすイエローとの永遠の別れ、『激走戦隊カーレンジャー』ピンクレーサー役を熱演
NEWSポストセブン
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
《識者が“皇族の喫煙事情”に言及》「普段の生活でタバコを吸われる場合は…」秋篠宮さまの“車内モクモク”動画に飛び交う疑問
NEWSポストセブン
小室さん眞子さんのNY生活を支える人物が外務大臣表彰
《小室眞子さん“美術の仕事”の夢が再燃》元プリンセスの立場を生かせる部署も…“超ホワイト”なメトロポリタン美術館就職への道
NEWSポストセブン
今年成年式を終えられた悠仁さま(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA) 
《自らモップがけも…》悠仁さまが筑波大バドミントンサークルで「特別扱いされない」実情 「ひっさー」と呼ばれる“フラットな関係”
週刊ポスト
結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン