3位は常子の祖母で老舗製材問屋「青柳商店」を切り盛りする青柳滝子。仕事の失敗の言い訳をする従業員に「ウチの看板に傷つけようってのかい!」とタンカを切る気っ風のよさはもちろんだが、真っ白な頭髪ながら肌にシワやシミがひとつもない“美魔女”ぶりにも注目が集まった。
「美しすぎるお婆ちゃん! 母役の木村多江のほうが老けて見える」(43歳女性)
「大地真央がよく祖母役を引き受けた。カッコいい」(55歳男性)
4位にランクインしたのは、第一週のみの登場だった常子の父・小橋竹蔵(西島秀俊)である。竹蔵の死を惜しむ声は少なくなかった。
「今回は早々に死去してしまい残念!」(62歳女性)
だが、死してなお人気なのは、次々と出てくる「とと」の遺した思いだろう。駆け落ち同然で結婚した君子のために、内緒で義母の滝子に200通もの手紙を送っていたなど、死後に明かされた竹蔵の秘話に視聴者は涙した。
「死んでからも活躍していてスゴい」(43歳男性)
ちなみに竹蔵の出演シーンの常子は幼少期で子役が演じていたため、高畑は西島と共演していない。そのため、高畑は記者会見で、「一緒のシーンを撮りたいと(NHKに)お願いしたが、『無理』と言われた」と明かすほど悔しがっている。
視聴者からも再登場を望む声は多いが、NHK関係者は、こう含みを持たせる。
「前作『あさが来た』では、大人気だった五代友厚(ディーン・フジオカ)が亡くなった後“五代ロス”が起こり、死後もヒロインの夢に登場させた。視聴者の声次第では、西島さんの再登場も……」
5位の隈井栄太郎(片岡鶴太郎)は、青柳商店を支える筆頭番頭だ。昔気質の男気に溢れ、いつも常子たちのことを気に懸けているが、一方でトラブルメーカーでもある。
「色々と親身になる反面、おっちょこちょいで騒動を起こす。笑わせてくれる」(61歳男性)
※週刊ポスト2016年6月3日号