――「東大に入るには、まず中高一貫の難関校へ」つまり、中学受験は必須と意気込むお母さんも多いだろう。しかし、実際には中学受験はしてもしなくてもどちらでもいいようだ。それより、1度失敗しても、松澤さんのように悔しさをバネに頑張ろうとするわが子を親が明るく見守ることこそが重要だ。受験失敗を苦に、母子で自殺を図った痛ましい事件もあったが、つらいときこそ気持ちを切り替え、新たな目標に向かって頑張るサポートが必要となる。

 子供を見ているとついつい言いたくなる「勉強しなさい」。しかし3人は揃って「言ったことがない」と即答。それどころか、成績さえ把握していなかった人も…。

松澤さん:調子がいい時はうれしいのか、自分から模試の結果を話すんですけど、私が「よかったね」って返すと「あまり喜んでないみたい…」と言われたりして(苦笑)。

一同:あはははは!

松澤さん:悪い時も「見せなさい」と言わなかったですね。たとえ模試が悪くても、いちばん落ち込んでいるのは本人ですし、それに模試はあくまで模試ですから。あまり一喜一憂しなかった。

宮下さん:私もそうでした。というか、悪い時も自分なりに解決策を持っているんですよ。だから、そうなんだ、そうだよね…って聞いてあげるようにしました。

森川さん:うちの子は一切模試の結果を見せてくれなかった(苦笑)。模試があることは受験料を払っていてわかってましたけど。親に口出しされたくなかったみたい。気にはなりましたけど、そこはグッとこらえました。

――「受験勉強以外のことはさせない」「願書を書くのも宿題をするのも親が代行する」など“受験は親が9割”とのポリシーで子供3人を東大に進学させた話題のママとは全く違った。

※女性セブン2016年6月9・16日号

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