テレビ局関係者は意外な「足かせ」を指摘する。

「『週刊文春』の記事の中で、能年サイドが“Aさんの影響で能年は親の言うことも聞かない”と報じたフジテレビをBPO(放送倫理・番組向上機構)に提訴する可能性があると書いています。テレビ局にとってBPOは鬼門です。これでフジテレビはドラマなどで能年さんを使いにくくなった。他のテレビ局も敬遠したくなったことは間違いありません」

 さらに不安なのは、事務所との「法廷闘争」だ。

「事務所は仕事がない間にも、給料や家賃を支払ってきました。それは“所属事務所で仕事を受ける”ことを前提に支払われたもの。独立後、もし契約違反などで能年が提訴されると、客観的に見ても能年サイドは不利ですね」(前出・テレビ局関係者)

 それでも、前出の芸能関係者は、能年の意外なしたたかさが独立後に効いてくるのではないかとこう話す。

「彼女は天然に見えるけど、独立に向けて強い意志で進んでいるし、しっかり計算ができる子だと思う。小泉今日子さんに直接電話して舞台に行き、楽屋を訪ねてお礼を言って一緒に撮った写真をブログにアップするのもそう。独立後、そういう人間関係がどういう意味を持つか、わかっているんじゃないでしょうか」

 こじれた問題の着地点はどこになるのか。能年の所属事務所は、「契約更新に向けて協議中です」と言う。

※女性セブン2016年6月23日号

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