そんな危機的な状況にある松方だが、その病状や現在の様子が病院の外に伝わることはほとんどない。友人らが見舞いをしたくても、できない状態が続いているからだ。

 学生時代から親交のある俳優の里見浩太朗(79才)は、松方の体調不良の一報を聞き、「毎日電話しても出ないんですよね。ちょっと心配」と打ち明けている。

 今、松方のそばを片時も離れずにいるのは1人の女性だけだ。女優の山本万里子(44才)。松方にとっては30才年下の「愛人」である。

 松方と山本の出会いは25年前に遡る。1991年に京都・祇園の高級クラブでホステスをしていた19才の山本を客として訪れた松方が見初め、口説き落として交際が始まった。松方は芸能界入りを希望する山本を先輩としてバックアップした。当時、松方は女優の仁科亜季子(63才)と結婚しており、いわば不倫関係だった。

 そして1999年、松方は仁科と離婚。その後、山本とは入籍せずパートナーとして同棲生活を送ってきた。

 不倫発覚から18年。山本が再び注目されたのが今回の松方の病気だった。

「多くの知人が“松方さんをお見舞いしたい”と希望しても、つきっきりで看病している山本さんが“誰にも会わせたくない”と周囲との連絡を絶っているようなんです。身の回りの世話をするのは本当に山本さんと個人事務所のマネジャーだけ。松方さんと自分の携帯電話の電源はほとんど切っている状態です。

インフルエンザなどの感染症を防ぐ目的もあると思います。抗がん剤治療は副作用で髪が抜けることもあり、ダンディーな松方さんが病床に伏せる姿を見せたくないという山本さんなりの配慮かもしれませんが、あまりに連絡が取れないので周囲は戸惑っているんです」(前出・松方の知人)

 息子の仁科克基はテレビ番組で「父の病気自体、ヤフーニュースで知った」「父とは20年くらい会っていない」と発言し、病気発覚後に一度も父親の見舞いに訪れていないことを明かした。

「松方さんは仁科亜季子さんや仁美さんなど、別れた家族とは絶縁状態です。家族はだれも見舞いに訪れていません」(前出・芸能記者)

 松方の所属事務所も、スムーズに連絡が取れない状況だという。

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