「事務所としては今後の話し合いなどをしたいが、松方さんの“後見人”である山本さんとほとんど連絡が取れず、給料のやりとりさえ円滑にできていないようです。どうも松方さんが予定していた舞台『遠山の金さんと女ねずみ』の降板発表で行き違いがあり、山本さんの態度が頑なになったようで、事務所サイドは困惑しきりです」(芸能関係者)
長引く病状で心配されるのは松方の懐事情だ。
「松方さんは飲み代や遊び代で稼ぎを使ってしまう昔ながらの役者さんです。しかも最初の離婚では3億円という高額慰謝料が話題になり、仁科さんとの離婚時は貯蓄が底をついていた。離婚後に急場しのぎで京都の豪邸を売り払いましたが、二束三文でたいして足しにはならなかった。さらに今回の病気で多くの仕事をキャンセルしたので、経済的には相当厳しいはずです」(松方を知る関係者)
松方と山本はこの5月、個人事務所兼自宅にしていた家賃100万円以上という都内の高級住宅街にあるマンションを解約し、転居した。
「松方さんは面会謝絶状態なので、山本さんが引っ越しを決めたはずです。家賃は今までの3分の1以下で、広さも半分。一人暮らし仕様とも聞きますが…。松方さんの離婚当時、山本さんは激しいバッシングを受けました。それでも彼女はひたすら松方さんに寄り添うことを選び、25年間たった1人で松方さんを支え続けてきた。自身の両親からも“愛人に育てた覚えはない”と勘当同然だったそうです。今、松方さんの病室に見舞客を招かないのは、“最期は私だけが彼の隣にいる”という強い想いがあるからかもしれません」(前出・松方を知る関係者)
松方の病状などについて自宅前で山本に話を聞くと、「ありがとうございます。大丈夫です、大丈夫ですよ…」とだけ言って足早に歩き去って行った。
※女性セブン2016年6月23日号