「今でも20代から年配まで幅広い世代の男性と楽しく食事をしますが、みなさんお友達ですね。正直、結婚したいとも、したくないとも思っていません。ただ、私は20代の頃から結婚するなら“別居結婚”がいいってずっと言ってきたんです。遠くで暮らすわけじゃなくて、マンションの廊下へだてた向かいの部屋とかね。今でこそそういう夫婦もいるでしょうけど、当時は『なにバカなこと言ってるんだ』とさっぱり受け入れられなかった。
あと、過去の恋愛で、もう男性関係が面倒くさくなっちゃったというのはあります(笑い)。30代前半の頃のことです。彼は私のアルバムに参加してくれたスタジオミュージシャンのギタリスト。ふたりで“交際会見”を開いたら『彼と婚約している』『交際している』という女性が次々と3人も現れて…。あげくに女性が持ち込んだ彼の全裸写真が写真週刊誌に掲載されて、前代未聞の大騒ぎになっちゃった」
その後、4股をかけた恋人は行方不明になって連絡が取れなくなったが、実は時間がたってから再会していたという。
「彼はまるで別人のようにボロボロになっていたので、その時は『別れましょう』って言えなくて。立ち直るまで“別れるタイミング”を計って、おつきあいを続けていました。ある時、彼が『おれは加害者みたいに言われて、損しちゃった』なんて言ったんです。冗談じゃない。私は世の中から“男に騙されたバカな女”というレッテルを貼られたのに。その時はなんて自分は男を見る目がないんだろうって痛感しました。もちろんはっきり別れを告げましたよ。この話、ずっと内緒にしていたけど、もう時効ですよね(笑い)」
※女性セブン2016年7月14日号