ライフ

オバさん 頭の回転速く人の気持ちの裏読み取る冷静さ持つ説

 オバさんは時に「ずうずうしい」と見られることもあるが、そのずうずうしさを人生に上手に活用している。そんなオバさんのずうずうしさ活用法について、ファッションプロデューサーの植松晃士氏が持論を展開した。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! 今回は私がもったいないと痛感するオバさん現象についてお話ししたいと思います。昔と比べ、女性が実年齢よりも若々しく見えるようになった今、あからさまに「オバさん」と呼ばれて、いい気持ちになるかたはほとんどいないはずです。

 それは、オバさんという言葉の響きに、ずうずうしいとか、面倒臭がりやというニュアンスが含まれているからだと思うんです。私の周囲にリサーチした結果、オバさんの大きな特徴として真っ先にあげられたのは、“空気を読めない”でした。

 そうでしょうか。私が観察する限り、実はオバさんって、空気が読めないのではなく、あえて空気を読まない、もしくは、空気を読んでも、あえて無視する強者がほとんど、という気がするんです。

 つまり、オバさんは経験値が高いこともあり、頭の回転が非常に速いんですよ。オバさんというジャンルに属していれば、世間から、オバさんのやることだから仕方ないという免罪符を、やすやすといただけることを熟知しています。

 だから電車内で空席を見つけた時、人を押しのけてダッシュしようが、新幹線の中で強烈なにおいを発する食べ物を広げていようが、全然平気。多分、心の中で「オバさんですから、勘弁してちょうだいね」と開き直っているのではないかしら? その開き直りっぷりに、世間様はあきらめにも似た気持ちになるのだと思います。

 この“オバさん免罪符”を使う楽チンさを覚えてしまったら、なかなか抜け出せるものではありません。本能のおもむくまま、気楽に気ままに生活できるのですから。身に覚え、ありますか?

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン