芸能

大河ドラマ 山本耕史ら「さらりと脱ぐ男」に注目集まる

『真田丸』では「さらりと脱ぐ男」が注目(公式HPより)

 視聴率好調が続くNHK大河ドラマ『真田丸』。家康と三成の対立などストーリーも見どころ満載だが、それ以外でもドラマを盛り上げたのが「脱ぐ」シーンを演じた山本耕史だ。大河ドラマで、にわかに注目を集めている「さらりと脱ぐ男」について、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 大河ドラマ『真田丸』は、強烈天下人豊臣秀吉(小日向文世)亡き後の混乱期に突入。三谷脚本が得意とする、人間関係ごちゃごちゃドラマとなって目が離せない。しかし、その一方で、もう三成の水垢離(みずごり)シーンはないんだろうなあという声も聞こえる。

 思い出せば、秀吉の子鶴松が重病になった際、豊臣ゆかりの加藤清正と福島正則が回復を祈り、井戸端で水垢離を開始。白装束で肩からザブンザブンとやっていると、そこに石田三成(山本耕史)が通りかかり、「お前も」と誘われたが、一度は断る。清正は「お前を誘ったのが間違いだった」と鼻から湯気を出していたが、その後、三成は上半身裸になって、ふたりの前に現れ、頭から冷水を浴び続けたのだった。

 戦経験が乏しく、ひ弱なインドア派だと思われていた三成だが、山本耕史は結構なマッチョぶり。聞けば、このシーンのため、かなり「作ってきた」らしい。これだけではもったいないと判断されたのか、三成は秀吉危篤の際にも、再び水垢離。にわかに増えた「水垢離シーンファン」を喜ばせた。山本は意外にも「さらりと脱ぐ男」だったのである。

 大河ドラマでさらりと脱いで大反響を呼んだ俳優といえば『八重の桜』の西島秀俊を思い出す。会津の道場で稽古をするシーン。改めて見直してみると、西島の稽古相手は上半身脱いでいるわけではないので、ここはやっぱり彼の見せ場だったんですな。西島を評した“細マッチョ”は流行語にもなった。

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン