国内

山口組関係者 全員が「分裂後は取り締まりが厳しい」と回答

山口組分裂で警察の動きにどう変化?

 山口組分裂から早1年、当事者たちはこの事態をどうとらえているのか。暴力団取材のエキスパートであるライター・鈴木智彦氏が、現役ヤクザ100人にアンケートを実施した。対象の約半数にあたる47人が山口組関係者。内訳は六代目山口組が31人、神戸山口組が16人となったが、同氏の人脈を反映したもので特別理由はない。アンケートは100人すべてに直接電話して回答をもらった。アンケート結果を紹介しよう。

Q:山口組の分裂抗争以後、警察の取り締まりは厳しくなりましたか?
 はい…67人
 いいえ…9人
 どちらともいえない…22人
 ノーコメント…2人

 分裂抗争以降、警察の取り締まりが厳しくなったとすれば、それも影響のひとつである。

 山口組関係者は全員「はい」だった。山口組にとっての見せ場は、警察の力を世間にアピールする絶好の機会なのだ。

「どちらともいえない」と返答したヤクザにも警察に対する不信感は根強い。

「山口組が分裂しなくても取り締まりは年々厳しくなっている。法律はそのままでも解釈を変えて起訴し、有罪になってしまうので打つ手がない」(西日本独立団体幹部)

 ノーコメントの2人は、当方から見ても業界の変わり者で、1人は「ヤクザは悪いことはしないのでノーコメント」、もう1人は「そう思えばそうだし、思わなければいいだけ」と禅問答チックな回答だ。

※週刊ポスト2016年9月16・23日号

関連記事

トピックス

中村芝翫と三田寛子
《愛人との半同棲先で修羅場》それでも三田寛子が中村芝翫から離れない理由「夫婦をつなぎとめる一通の手紙」
NEWSポストセブン
佳子さま
【不適切なクレームが増加?】佳子さまがギリシャ訪問中に着用のプチプライス“ロイヤルブルーのニット”が完売 それでもブランドが喜べない理由
女性セブン
杏が日本で入院していた
杏が日本で極秘入院、ワンオペ育児と仕事で限界に ひっきりなしに仕事のオファーも数日間の休みを決断か
女性セブン
渡部建
「夫婦生活に大切なものが3つあります」アンジャッシュ渡部建、新ビジネス「結婚式VTR」でのスピーチ内容が反響呼びオファー殺到
NEWSポストセブン
昭和42年(1967年)に創業の亀の湯。5月16日、公式Xにて度重なる客のマナー違反を理由に急きょ閉店を発表した。
【神奈川老舗銭湯がカスハラ閉店】サンダル盗難、蛇口破壊、女湯のぞき、ゴミで溢れる駐車場には包丁が……店主絶望の決断も再建に立候補の声「お風呂屋さんをやりたい人が」
NEWSポストセブン
中村芝翫と三田寛子(インスタグラムより)
《三田寛子が中村芝翫の愛人との“半同棲先”に突入》「もっとしっかりしなさいよ!」修羅場に響いた妻の怒声、4度目不倫に“仏の顔も3度まで”
NEWSポストセブン
活動を休止中のもたいまさこ、今秋ドラマ主演予定の小林聡美
《3年間女優活動ナシ》もたいまさこの復帰願う小林聡美、所属事務所が「終活」で第二の旅立ちへ
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
【独占スクープ】中村七之助が京都のナンバーワン芸妓と熱愛、家族公認の仲 本人は「芸達者ですし、真面目なかた」と認める
女性セブン
田村瑠奈被告
【戦慄の寝室】瑠奈被告(30)は「目玉入りのガラス瓶、見て!」と母の寝床近くに置き…「頭部からくり抜かれた眼球」浩子被告は耐えられず ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
日本中を震撼させた事件の初公判が行われた
【絶望の浴室】瑠奈被告(30)が「おじさんの頭持って帰ってきた」…頭部を見た母は「この世の地獄がここにある」 ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン
ワキ汗が気になる季節がやってきた(PIXTA)
暑い夏、気になるワキ汗…「汗が出る部分を眠らせる新技術」を発見したマンダムの“タフすぎる研究員たち”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 名古屋にも抜かれる「大阪沈没」衝撃予測ほか
「週刊ポスト」本日発売! 名古屋にも抜かれる「大阪沈没」衝撃予測ほか
NEWSポストセブン