芸能

福原愛の結婚会見 台湾のほうが面白かった理由とは

“黒い桐谷美玲”こと岡副麻希(めざましテレビ公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、福原愛選手の日本と台湾での結婚会見を比較分析。

 * * *
 多くの国民が「親戚のおばちゃん&おじちゃん」の気持ちで見守り、心から祝ったのが卓球の「愛ちゃん」こと福原愛選手の結婚会見だったのではないか。

「結婚していた」ことがスポーツ紙にスクープされるも、「リオパラリンピックが閉幕してから」と正式な報告を遅らせていた愛ちゃんは、まず日本で会見を行った。

 その一部始終を21日、『バイキング』(フジテレビ系)開始前に、同番組スタジオのサブで出演者らと共に見せてもらった。

 小さなモニターで見ていたこともあるのだが、「なんでこんなに重たい空気なんですか?」「記者の話すトーンも暗いし…」と疑問を投げかけると、「今日はスポーツの人しか入れてもらってないですからね」と番組スタッフが教えてくれた。

 横で見ていたスポーツ紙のデスク氏も「そうなんですよ、芸能記者は今日は入れていない」とボヤいていらした。

 というワケで、この日の幹事局だったTBSのスポーツ局所属の女性記者は、選手としての愛ちゃんの今後にいきなり言及。「いや、まだその質問はいいでしょ」「なれそめとか、プロポーズの言葉を聞かないと…」と一緒に見ていた人たちから一斉にツッコミが入った。

 そんな中、だいぶ質問の順番は遅かったのだが「フジテレビ『めざましテレビ』の岡副麻希です」と、“黒い桐谷美玲”こと岡副キャスターが手を挙げた。

 自身もスポーツウーマンで、フィンスイミングや遠泳を特技としている彼女。だから年中日焼けしているのだが、本人に聞くと「そうでもないですよ」などと言う。いやいや、黒いって!!

 そんな岡副は、『めざましテレビ』の“スポーツ担当”として会見場にやってきたのである。で、婚約指輪の質問を…。サブ内から「いいぞ、岡副!」と称賛の言葉が飛んだことは言うまでもない。

 で、例の卓球の弧線を描いた世界に一つだけのオリジナル指輪を愛ちゃんがカメラに向けてチラッと見せてくれたのだが、『バイキング』の本番中、その下りを見た坂上忍や、おぎやはぎの矢作兼らは「岡副! しっかりしろ!」「もっと手を上げてもらわないと見えないじゃないか!」と、おかんむりだった。

 いや、岡副は頑張ったと私は思う。もしあの場に芸能リポーターらが居たとしたら、指輪の質問はとっくに彼らの口から出ていたと思われる。

 が、周りはスポーツ記者ばかり。日ごろから、情報やバラエティーを制作する局とスポーツ局には深い溝があり、リオオリンピックとパラリンピックを終えたばかりのいまのタイミングでは、その溝を岡副もわかりすぎるぐらい、わかっていたのではないか。

 テレビ局では、ワイドショーやバラエティーは「おちゃらけ」で、スポーツは「神聖」という概念が根強くあるし、スポーツ紙でも同様だそうだ。

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン