生活マネーウォッチャーの“お~ミカ(大上ミカ)。”です。今回は、私も今リアルタイムで苦しんでいる教育費のお話。大学生の娘と高校生の息子がいるわが家は、貯蓄が絶賛消失中…。
無駄遣いじゃないから仕方がないけれど、下の子が大学を卒業した時の残高を考えると、心が折れそうです(涙)。だから、周りで赤ちゃんが生まれると、教育費のことが心配に。そこで、社会人、大学生、高校生と3人のお子さんがいらっしゃる、ファイナンシャルプランナー畠中雅子さん(以下、「」内同)に、教育費の貯め方を聞いてきました!
文科省のデータによれば4年制大学の学費・入学金の目安は国立で約243万円、私立文系で約386万円、理系は約522万円。ただ、このデータは平均のため、大学や学部によってかなりバラつきがあるのよね。さらに、塾や予備校、受験代も忘れちゃいけない出費。
「私立大の受験料は約3.5万円。今は学部や入試方法を組み合わせれば、同じ大学を複数回受けられるシステムなので、受験料だけで40万円を超えるケースも。地方在住の場合は、宿泊代や交通費もかかります」
ひー! ってことは、大学の学費と合わせて100万~200万円くらいは覚悟しなきゃいけないの!?
◆何才で子供を出産しても教育費の貯め方は同じ
私の友人のように高齢出産だと、教育費と共に老後のお金も心配よね。マネープランをたてるコツってあるのかしら?
「教育費の貯め方に関しては、高齢出産かどうかは関係ありません。何才で産んでも基本の貯め方は同じ。まず、すべての子供に支給される児童手当は手をつけずに15才まで貯めます。
それだけで約200万円は用意できます。それとは別に、月1万円ずつ学資保険で積み立てていきましょう。これも18年で200万円以上貯められ、合わせて約400万円の教育費を作れます」
なるほど、この方法なら、無理なく貯められそう。でも、児童手当って、毎月1万円ももらえたっけ?
「夫や自分の年収が960万円以上だと、児童手当は5000円に減額され、15才までで90万円ほどにしかなりません。その分は、学資保険の掛け金を増やすなどで補強を」