芸能

織田裕二主演の『IQ246』 繰り返し見て気づくネタ仕込む

10月16日スタートの『IQ246 ~華麗なる事件簿~』

 新ドラマ『IQ246 ~華麗なる事件簿~』が、10月16日(毎週日曜21時~)から放送される。

 やんごとなき貴族の末裔として生まれ、IQ246という自分の頭脳に匹敵する難事件を求めてさすらう法門寺沙羅駆(ほうもんじしゃらく)を織田裕二(48才)が演じる。共演者はディーン・フジオカ(36才)、土屋太鳳(21才)、中谷美紀(40才)ほか。

 織田裕二といえば『踊る大捜査線』(フジテレビ系)の青島刑事のイメージが強いが、今回はなんと貴族の末裔でIQ246という天才役。「これまでのキャラと違った役どころがヒットに導く可能性も」とテレビ・ドラマ解説者の木村隆志さんは言う。

「熱血漢な役どころが多かった織田さんを執事がいる貴族の末裔にしたのは、日曜9時枠ならでは。家族で見る時間帯なので、思い切った設定でリアリティーよりもバラエティー要素の強い作品のほうが受け入れられやすいのです」(木村さん)

 織田演じる沙羅駆は、生活に困ることなく学問と知識だけを追求し、いつも暇を持て余している。そんな彼が「ああ、暇だ暇だ。どこかに私が解くに値する事件はないものか」と警察の仕事に首を突っ込み、難事件を解決していく。ドラマに詳しい漫画家、カトリーヌあやこさんはこう期待する。

「この設定だけでも興味深いのに、執事役にディーン・フジオカさん。人格者という設定のようですが、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)で櫻井翔くん(34才)が演じた毒舌執事のように、仕える身でありながら、主人に意見するような癖のあるところを見せてほしいですね」

 ドラマの中で沙羅駆に振り回される(?)であろう刑事役には土屋太鳳、そしてバレエダンサーの宮尾俊太郎(32才)、元宝塚トップスターの真飛聖(39才)ら個性的な面々が。

「宮尾さんが演じる山田次郎は捜査一課の刑事で、東大、ハーバード大学を卒業した超エリートの役柄。でも沙羅駆に名前を憶えてもらえないなど、ちょっとバカにされている感じも人間らしくていい。天才同士では中谷さん演じる法医学専門医とどうかかわっていくかも見もの」(カトリーヌさん)

 またカトリーヌさん、木村さんともに注目するのは演出を担当する木村ひさしさん。

「チーフディレクターを務めた『99・9-刑事専門弁護士-』(TBS系)でも録画して繰り返し見てやっと気づくようなところに小ネタを仕込んだりと、遊び心のある監督。今回も何度か見ないとわからない箇所に小ネタを入れて、ツイッターなどで大いに盛り上がるはず」(木村さん)

 二度三度見るたびにおもしろみが増すこと間違いなし!?

※女性セブン2016年10月13日号

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン