国内

蓮舫氏呼び捨てに違和感 稲田防衛相なら「朋美」扱い

蓮舫議員について語るオバ記者

 女性セブンの名物アラ還記者“オバ記者”こと野原広子(茨城県出身・59才)が世間に疑問をぶつける! 今回は民主党代表の蓮舫議員についてだ。

 * * *
 ここのところ私の周囲は、蓮舫党首の話で持ち切り。

「『反省している』と胸張って言っちゃダメだよ」
「それより『私は18才のときぃ、父とぉ』って、ヘラッと笑わないでほしかったなぁ」

 この間まで蓮舫ファンだった友達も、二重国籍問題からは「去年の夏の街頭演説は、すごい迫力。カリスマ性もあったのよ」と、過去形だ。

 で、私が首を傾げているのは、今さらながら、名前のこと。彼女は蓮さんちの舫さんで「蓮舫」と、ずっと思っていたけど、実は村田蓮舫さんなんだってね。

 てことは、大臣だった彼女を、私たちはずっと呼び捨てにしていたのよ。自身は、「謝から斎藤、村田とその時の立場で名字は変わったけど、名前だけは変わらず私」と説明していたけど、本人の気持ちはともかくよ。たとえば稲田朋美防衛大臣を「朋美」、安倍晋三首相を「晋三」と呼んでいいのか? 民進党なら野田佳彦幹事長は「佳彦」?

 ミュージシャンで名前だけの人は増えているけど、選挙で選ばれた人を呼び捨てるのは、すごく抵抗があるなぁ。

「タレント蓮舫の勢いで政治家になったから、名前や国籍にもこだわらなかったんじゃない?」と言う人もいるが、それはそれでどうなの?

 国会議員は衆、参、同じ報酬で、月の手取り70万~80万円の他に、文書通信費、交通滞在費が毎月100万円。プラス、期末手当が年額635万円プラス、JR特殊乗車券、国内航空券の無料チケットに、3人分の公設秘書の給与プラス、政党交付金が年に数百万~1000万円。プラス議員会館の使用料はタダ。

 永田町の議員会館を見学したことがあるけど、「権力」とは何か、部屋までの長い廊下を歩きながら、肌身に染みたもんね。広さ約100平方メートルの見晴らしのいい部屋で、応接室の椅子も高そうだったなぁ。

 この数字と、あの景色。毎年、年末が近づくと、全議員の声がより空々しく、割り切れない思いがつのるのよね。

 とはいえ、テレビから垣間見える彼女の“性分”は、わが身を見ているようでもある。テレビの国会中継を見ながら、何度、「ああ、それを言っちゃダメ」と叫んだか。ほら、みんなが言わないことを、スパーッと言うと、「胸がスカーッとしたわ」と拍手する人が必ずいるでしょ。

 その昔、OLさんたちに誘われて合コンしたときのこと。どうにも鼻もちならない男に、みんなニコニコしているの。私も同調したものの、何かの拍子にプチン。

「あのさ」と言ったら止まらない。最後は「覚えてろ」と捨て台詞を吐かれて、合コンというより“出入り”よ。

 帰り道、「すっごーい! さすがー」とそれまで黙っていた女子全員が拍手。なに、合コンをぶち壊したかった幹事に、私はケンカ犬として仕込まれていたんだけどね。というわけで、蓮舫党首のお仲間がこれからどうするか、私はそっちに注目だわ。

※女性セブン2016年11月17日号

関連記事

トピックス

自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
暑くなる前に行くバイクでツーリングは爽快なのだが(写真提供/イメージマート)
《猛暑の影響》旧車會が「ナイツー」するように 住民から出る不満「夜、寝てるとブンブン聞こえてくる」「エンジンかけっぱなしで眠れない」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン