「“個室のお店が空いてなかった”とのことでした。マスコミにバレると迷惑がかかるからと、“外ではなくウチで映画を見ませんか?”と誘われたんです。おかしいですよね(笑い)。でも、断れなかった。現実離れした展開に、理性が追いついていなかったのかもしれません。翌日の夕方、自宅にお邪魔する約束をしました」(A子さん)

 約束通り翌日、斎藤の自宅を訪れたA子さん。家賃70万円という都心の超高級マンションの一室は、男性の一人暮らしとは思えないほど片付いていたという。

「観葉植物があって、リビングには100本以上のDVDがぎっしりと詰まった棚がありました。彼はTシャツに黒のコットンパンツというラフな格好。コーヒーを出してくれて、ソファに座って一緒にDVDを見ました。タイトルは忘れたけど、ヨーロッパのヒューマンドラマです。途中からウトウトしてしまい、彼の肩に寄りかかるようにして眠ってしまったんです。映画が終わった頃かな、目を覚ますと、彼がギュッと手を握ってきて…。そのままキスされました。優しいキスでした」(A子さん)

 ベッドルームに移動した後、自然と体を重ねた。

「“体のラインがきれいだよ”って耳元で優しく囁いてくれて。痛くないか、寒くないかと、自分よりも、私の体を第一に考えてくれました」(A子さん)

 夢のような時間を過ごしたA子さんだが、斎藤との関係は束の間のものだった。翌日以降、彼からのLINEが滞り始め、A子さんの気持ちも次第に冷めていった。

「あの日以来、会っていません。一夜限りの関係だったとしても、後悔はないです。優しくしてくれましたから。むしろいい経験になったと思うようにします」(A子さん)

 彼女の中で、斎藤はすでに過去の人になっていた。A子さんとの一件について斎藤の事務所に聞いたところ、「好意を持っていた女性ではありましたが、すでに終わっております」との回答が返ってきた。通り過ぎた女性に未練はないらしい。

※女性セブン2016年12月1日号

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