芸能

初著書刊行の加藤綾子アナ 「今でも常に不安と隣り合わせ」

初めての著書を発売した加藤綾子アナ

 女子アナ代表といわれてきたカトパンこと加藤綾子アナ(31才)が初めての著書『あさえがお 心のハンドルをぎゅっとにぎる33の言葉』(小学館)を11月18日に発売した。

 2008年にフジテレビ入社。「カトパン」の愛称で親しまれ、秋からは情報番組『めざましテレビ』(月~金曜の早朝5時25分から放送)に出演。また、『ホンマでっか!?TV』ではMCの明石家さんま(61才)と絶妙なトークを見せるなど、フジの看板アナとして走り続けてきた。

 そんな朗らかな彼女にも、幼少期の苦悩があったという。実は、小さい頃にはひどいアトピー性皮膚炎に悩まされていたというのだ。現在、症状は比較的おさまっているが、完治したわけではない。肌に不調が表れることもあるが、上手くつきあえるようになったという。

「今でも不規則な食事や睡眠不足など、体に負担がかかる状態が続くと湿疹ができたり、体調が万全でないときに日差しの下に出ると真っ赤になってかゆくなったりして、今でも常に不安と隣り合わせです。でもこうした症状は体のSOSサインだと捉えて早めに対応できるようになりました。

 アトピーとの闘いはなかなか大変ですが、今後もこうして上手くコントロールしながら一生つきあっていく覚悟をしています。それに、この経験があったからこそ乗り越えられたこともあった、と前向きに捉えられるようにもなりました。アトピーでつらかったからこそ、より多くの幸せを感じられるようになったんだと思います」

 それこそが、加藤アナの「幸せのハードルは低いほうが楽しい」という彼女のモットーにつながっていった。

 日常生活のささやかなことに幸せを感じるという彼女は「人からいろいろ言われることも多いですが、“エール”だと思うようにしています」とあっけらかんと話す。その姿はとてつもなくポジティブに映るが、人間関係で悩んだことがないわけではない。それでも彼女がいつも変わらず笑顔でいられるのは、しなやかな強さがあるからだろう。

 フリーになって半年。早朝番組出演のため深夜に起床、夜明け前の出社を7年以上も続けてきた生活は一変した。今では昼前に起きてゆっくりテレビを見たり、ジムに通ったり、読書の時間を取ることもできるようになったという。

「本の執筆も、フリーになったことそれ自体も、私にとって新たなこと。私はもともとあまり大きな変化を好まない性格なので、新しいことを始めるにはかなりの勇気と覚悟が必要でした。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン