柴門ふみさんの原作はもちろん、読んでます。漫画ってごちゃごちゃしたイメージがあったんですが、柴門さんの漫画はまったく違った。絵と構成がとにかくおしゃれでした。
そして何より柴門さんの作品の魅力は、「もしかしたら現実に起こるかもしれない」という気持ちにさせてくれるところです。『東京ラブストーリーAfter25years』も、そんな気持ちにさせてくれる、柴門さんらしい作品です。
そして、25年後といわなくても、一つの作品として成り立っていると思います。
でも、もしドラマ化のお話が来たら、ご丁寧にお断りします。今の私は、どう考えても、25年後の長崎尚子ではありません。みんなの思い出の中にあるドラマの長崎尚子をそのまま置いといてあげたい。だから、生意気ですけど、演じない方がいいかなと思ってるんです。
あの時代、あの空気感は宝物にしておきたい。それくらい私にとっても思い出に残る大切なドラマです。
※女性セブン2016年12月8日号