芸能

逃げ恥 劇中の半分近く占める「2人芝居」で心の動き表現

今クール一番のヒットドラマとなった『逃げるは恥だが役に立つ』(公式HPより)

 火曜夜10時から放送中の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。初回10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)でスタートした視聴率も右肩上がりで今月6日の9話では16.9%を記録。恋が進まず歯がゆいところがキュンとする「ムズキュン」なる言葉も生まれ、またエンディングでキャストが躍るダンスも話題だ。そんな同作の魅力の1つに挙げられるのが「2人芝居」だ。
 
 物語は、派遣切りに遭い失業中のヒロイン・森山みくり(新垣結衣)を、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)がマンションに同居してもらいながら家事代行業者として雇用するところから始まる。
 
 お互い意識しあいながらも、雇用主と従業員という関係で契約しているがゆえに、一つ屋根の下、ひそかに葛藤する2人。だが次第に、交わしていた「甲と乙」という関係から、1人の人間同士として心をさらけ出していく過程が、お互いの絶妙な掛け合いによって丁寧にスケッチされていくのである。
 
「恋する男女の絶妙な掛け合い」で有名になった作品は他にもある。例えばちょうど20年前、今作と同じようにワケアリ同居からストーリーが動き出した『ロングバケーション』(1996年、フジテレビ系)での木村拓哉と山口智子しかり、ちょうど30年前に放送されたトレンディドラマ『男女7人夏物語』(1986年、TBS系)の明石家さんまと大竹しのぶしかり、ラブストーリーの多くは「男女のセリフのキャッチボール」で成り立っている。最近では、大野智と波瑠の共演で好評だった『世界一難しい恋』(日本テレビ系)、滝沢秀明&武井咲の『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)なども、2人の掛け合いが話題を集めたドラマのひとつだ。

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