芸能

過去は隠さない成宮寛貴、引退文書の不可解

 10代後半になると、タレント業に専念した。2002年にドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)でブレークし、映画『あずみ』、『オレンジデイズ』(TBS系)と話題作に立て続けに出演。だが人気に比例するように、私生活は乱れていった。

「夜な夜な六本木や西麻布のクラブ、新宿2丁目に繰り出し、浴びるように酒を飲んでいました。弟の学費に目処がついて以降、給料は全てお酒と好きなファッションに消えていく感じ。刹那的な生き方をしていました」(前出・芸能関係者)

 成宮さんと飲んだ人間が一様に驚くのは、彼が2丁目時代を隠そうとしないことである。

「一緒に2丁目のゲイバーに行った時も、“おれの古巣がさぁ”とか普通に話していました」(成宮さんの知人)

 成宮さんは過去のインタビューでも、自ら2丁目について触れていた。2002年『週刊女性』で成宮さんの“元恋人”を名乗る男性が登場。2丁目時代の交際模様を肉体関係まで踏み込んで告白すると、翌月、『フライデー』の取材に成宮さんが応じ、否定せずにこう話している。

《もちろん、言い寄ってくる男の人はたくさんいましたよ。可愛がってくれるし、自分のことを必要としてくれるというか、一人じゃないっていう気になれるんです》
《2丁目時代は、いまの僕にとって必要不可欠(中略)僕にとって2丁目は大事な経験だから、特に隠したいとは思わないです》

 今回の薬物疑惑報道に関して、ネット上ではメディアが成宮さんの性的指向を「アウティング」(本人の了承のない暴露)したことを問題視する声が溢れているが、成宮さんの性的指向については既報で、本人も言及しているのだ。

 だからこそ、引退コメントにある《人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい》のくだりについてさまざまな憶測が飛ぶ。

※女性セブン2017年1月1日号

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