おやかまっさんとは、京言葉で「おじゃましました」の意味。番組のPVも楽しい。軽快な音楽に乗って、登場したのは和服姿の西陣の名物女将さん。カメラに向かって「おまっとさんどした~」とご挨拶したデラックスにふくよかな女将さんは、そのまま地元の老舗豆腐店にすたすたと歩いていく。店のおじさんとにこやかに話しながら「おあげさん五枚」をお買い上げ。「お菜っ葉と炊いたらものすごおいしおした」「おやかまっさん」と去っていく。これはNHKの外国語講座によく出てくるスキットの京言葉版に違いない。この映像の後、番組パーソナリティも登場し、マッハは地元情報を「京都からマッハで発信!」と元気よく宣言。これでこそ、マッハである。
そして、今回一番気になった地元番組は、熊本県民テレビの『もっこすキッチン』(水曜11時25分~)!
「熊本の野菜をもっと美味しく」をテーマに料理初心者でも楽しく作れるレシピを紹介するこの番組。シェフと進行するのは地元芸人のもっこすファイヤーだ。(彼らはこれまで『テレビタミン』『サタデココ』とこれまたナイスな名前の番組のレポーターを務めているという。熊本の方はダジャレ番組名がお好きなんでしょうか…)。
とにかくキッチンには頑固で一本気な地元気質「肥後もっこす」の魂があふれる。今冬も「山椒を効かせた鶏肉と熊本ごぼうの照り煮」「鮮魚と熊本野菜のアクアパッツァ」など美味しそうなメニューが並ぶ。その料理とともに、他県じゃ絶対できない番組名。ナイス!