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どこよりも早い「2018年の箱根駅伝」大展望

◆東洋大の若手がいい!

 大学ごとに進学予定選手の5000mの持ちタイム1~5位を並べると、平均タイムが最もいいのは14分05秒の東洋大だ。西山和弥(東京農大二高)の13分54秒から大澤駿(山形中央高)の14分19秒まで、5人が14分20秒切りの“高校Sランク”である。一方、東海大は名取が13分52秒と突出しているものの、5番目は米田智哉(大阪高)の14分29秒と比較的バラつきが大きい。

 つまり、“Sランク高校生”たちが「自分の活躍できる大学」として東洋大を選び、1学年上のエースが揃って入学した東海大は敬遠された可能性があるのだ。ちなみに東洋大には昨年も相澤晃(学法石川高)、中村駆(西京高)、渡邉奏太(吉原工高)という3人の“Sランク”が入部している。2年になって大学駅伝でどう活躍するか楽しみだ。

 リスト中5000m最速の遠藤日向(学法石川高)は住友電工への就職を選んだ。名将の渡辺康幸・監督と一緒に東京五輪出場に照準を絞ったのだろう。2017年8月にはロンドン世界陸上がある。箱根でその姿が見られないのは残念だが、世界を見据える遠藤にとっては勝負の年なのだ。

※週刊ポスト2017年1月13・20日号

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