パリスはマイケルと2番目の妻、デビー・ロウ(58才)の間に生まれた。しかし、肌が白く、「マイケルの子に見えない」と長く血縁関係が疑問視されてきた。ロウ自身がマイケルの死後、「第三者の提供した精子で生まれた」と発言している。
今回のインタビューで、パリスは根深い疑惑に対し、単刀直入にこう答えた。
《マイケルは私の父よ。これからもずっと、私の父。そうでなかったことは決してないし、そうでなくなることも絶対にない》
《私は自分を黒人だと思っている。ある時、父は私の目を見て、私を指さして、“きみは黒人なんだ。自分のルーツに誇りを持ちなさい”って言ったの。父がそう言うんだもの。父が嘘をつく理由なんてない。私はただ、父に言われたことを信じている》
パリスの言葉の重さを、在米ジャーナリストが補足する。
「白人か黒人か、という人種論争に巻き込まれてきたパリスは、DNA鑑定されるのを避けるため、美容室で切った髪の毛を1本残らず持ち帰ると言われています。その彼女が、マイケルを実父だと明言し、黒人の誇りまで告白した。相当の覚悟があったのでしょう」
8年前と同じく、パリスは父への愛を述べたのだった。前出のデーブ氏が語る。
「マイケルが子煩悩で、パリスにものすごく愛情を注いでいたことは事実だと思う。でも正直なところ、アメリカでは“マイケルと血は繋がっていない”という見方がほとんどなので、パリスの言い分を信じる人は少ないのが現状です。彼女の言葉には根拠がありませんから。そもそも、なぜ今さらこの話題を持ち出したのか、首を傾げている人も多い」
※女性セブン2017年2月16日号