国内

籠池夫人が明かす稲田朋美大臣の「大変失礼なこと」の真相

籠池夫妻との関係は?(稲田防衛相)

 森友学園問題のキーマンといえば籠池泰典・理事長の夫人で「女帝」と呼ばれる諄子(じゅんこ)氏だ。

 国有地問題発覚後、最初にメディアに夫婦で登場した本誌・週刊ポストの独占インタビュー(3月3日号)でも、諄子氏は籠池氏の発言が言葉足らずと見るや、横から口を挟んでフォローする世話女房ぶりを再三発揮した。実は、この席で夫妻は証人喚問では語られない事実を本誌・週刊ポストに証言していたのだ。紙幅の都合で報じ切れなかった秘話を含めて夫婦の独占証言を改めて紹介する。

 インタビューの中で諄子氏の口調が感情的になったのは、質問が稲田朋美・防衛相に及んだときだ。

「アレ(稲田氏)はあかんなあ。言われたことをやっているという伝書鳩みたいな人やから、防衛大臣みたいな器やないんですよ。主人とケンカしたんですよ」

 籠池氏が慌てて妻の言葉を止めた。「それはま、ええやないの」──。

 稲田氏が議員になる前の2004年、夫が経営する法律事務所が森友学園と顧問契約を結び、森友側が起こした民事訴訟に稲田氏自身が代理人弁護士として法廷に立っていたことも明らかになった。稲田氏は籠池氏との関係について、「10年ほど前に大変失礼なことをされたことから、私からは関係を切っている」と説明している。

 しかし、諄子氏は稲田氏の名前を聞くと今も腹の虫が治まらないようだ。籠池氏の制止を聞かずにまくし立てるように語った。

「稲田朋美さんのパーティーやったかな。大阪のA(インタビューでは実名)代議士が壇上にあがっていて、『息子が稲田さんのお子さんと同じ学校で』とか、しょうもない話をするんですよ。私はガマンしきれなくなって、壇上に向かって『口だけ言うなや』と言うてやったんです。そうしたら大阪府議が飛んできて、『こういう席で議員に対して失礼やないか』とか、言われたんです。

 そのあとですよ。A代議士の事務所から、稲田さんの事務所に電話があったそうなんです。それで、稲田さんのご主人から事務所に一度来てほしいという話があったんです。私は、『なんで行かんといけんの?』って言いました」

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト