ビジネス

専門家が解説「確定拠出年金」イデコ 最大のメリットは税制優遇

新制度を賢く使って家計をスリムに!

 今年から「確定拠出年金」(iDeCo=イデコ)の加入者が拡大され、専業主婦や公務員なども加入できるようになった。

 確定拠出年金は、老後資金を作るために毎月決まったお金を積み立てる制度だ。従来からある確定給付型の年金とは異なり、加入者自らがお金の運用先を選ぶので、将来受け取る年金額は、人それぞれなのが特徴。自分が選んだ投資信託が値上がりすれば、より多くの年金を手にできる。

 ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の井戸美枝さんは、この制度の最大のメリットは、税制優遇と話す。

「掛け金の全額が非課税で、加入期間中の運用益に対する税金もかかりません。受け取る年金も公的年金等控除制度の対象で、有利に老後資金を作れます」

 毎月の掛け金の限度額は職業によって異なるが、専業主婦の場合は2万3000円。

「控除枠いっぱい使えば、それだけたくさん有利に老後資金を貯められますが、教育資金や住宅ローンなど他に優先するお金がある場合は、ライフプランを考えながら、無理のない範囲で積み立てるようにしましょう」(ファイナンシャル・プランナーの藤川太さん)

【井戸美枝さん直伝! iDeCo(個人型確定拠出年金)選びのポイント】

1:商品ラインナップをチェック →自分が買いたい金融商品を取り扱っているか調べる

2:運用管理コストを比べよう! →信託報酬が安い投資信託を選ぶのがコツ

3:口座管理手数料はいくらか? →できるだけ管理料の安い銀行や証券会社を探す

※女性セブン2017年3月30日・4月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
『東宝シンデレラ』オーディション出身者の魅力を山田美保子さんが語ります
《第1回グランプリは沢口靖子》浜辺美波、上白石姉妹、長澤まさみ…輝き続ける『東宝シンデレラ』オーディション出身者たちは「強さも兼ね備えている」
女性セブン
9月6日から8日の3日間、新潟県に滞在された愛子さま(写真は9月11日、秋篠宮妃紀子さまにお祝いのあいさつをするため、秋篠宮邸のある赤坂御用地に入られる様子・時事通信フォト)
《ますます雅子さまに似て…》愛子さま「あえて眉山を作らずハの字に落ちる眉」「頬の高い位置にピンクのチーク」専門家が単独公務でのメイクを絶賛 気品漂う“大人の横顔”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン