国内

民進党開発のVR蓮舫「政治に無関心な若者のきっかけに」

ブーメランも投げてきます(民進党が作成した「VR蓮舫」の広告)

「歴代総理大臣が味わった蓮舫の追及をアナタは耐えられるか……」──そんなキャッチコピーとともに、民進党が3月27日に発表したのが「VR蓮舫」というゲームだ。アニメ、音楽、コスプレなどのサブカルチャーを体験するイベント『ニコニコ超会議2017』(4月29~30日に開催)に出展するために制作されたという。

 視聴用ゴーグルをかけると立体的な蓮舫・民進党代表が目の前に登場。プレイヤーは「首相」となり、国会で蓮舫氏に追及されるシチュエーションを体験できる。

 このとき、プレイヤーの心拍数が画面に表示される。厳しい質問にも心拍数を上げることなく平常心を保てた場合は「あなたは長期政権です」などと判定されるのだ。民進党青年局のゲーム開発担当者が制作意図を語る。

「政治に関心のない若者が興味を持つきっかけになればと思っています。昨年も『ニコニコ超会議』に民進党議員の映像コラージュを出展しましたが、1時間待ちになるほど好評でした」

 担当者によると、蓮舫氏に「VR蓮舫」への“出演”を打診をしたところ、「こういうものはどんどんやればいい」とすぐに許可が降りたという。

 だが、ネット上では、このゲームをめぐって「こんなものを作っている暇があったら森友学園の追及をしっかりやれ」と逆追及される展開に。今や民進党のお家芸になった“ブーメラン”だ。ゲームの制作費について聞いてみた。

「あくまで党のPRのためなので政党交付金などの税金ではなく、党のサポーターから集めたお金が原資です」(前出・民進党の担当者)

 現実の国会での追及がイマイチだと、「VR蓮舫」の価値にも影響が出るのでご注意を。

※週刊ポスト2017年4月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
梅宮家
“10日婚”が話題の梅宮アンナ、夫婦生活がうまくいくカギは父・辰夫さんと比較しないこと「昭和には珍しかった父親像」
NEWSポストセブン
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン