国内

東京・代々木の自動搬送式墓、1か月4500円をどう見る?

立正寺にある「ロッカー型」納骨堂

 昨今「室内墓」が活況だ。都会のビルの中に納骨堂があり、そこでお墓参りができる。「寺」や「檀家」といったことではなく、いかに遺骨を残し、そして遺族が遠くの墓ではなく近くでお参りをできるか――。そういったニーズを満たす墓が増えている。

 本誌・女性セブンには「お墓をどうしようか悩んでいたのですが、参考になりました」「夫にも読ませて、今度一緒に室内墓を見に行こうと思っています」「こんなことになってるなんて」などお墓にまつわるさまざまな声が寄せられている。進化するお墓の最新事情をノンフィクションライターの井上理津子さんが追った。

 * * *
 岡田美子さん(仮名、58才、東京都)は、今年1月徳島から東京のお墓に改葬した。改葬先となった「仏壇型の納骨堂」は、東京都渋谷区代々木の立正寺というお寺の中にある。

「うちの場合、立正寺さんと“見えない糸”で昔からつながっていたんじゃないかと思えるんですよ。素敵なところだから、ご覧になって」と美子さんが紹介してくれ、訪ねた。

 新宿から小田急線でわずか2駅の参宮橋駅から歩いて3分の住宅街に建ち、3階建てほどの高さだ。自動搬送式のお墓4か所を立て続けに見てきた私の目には、小さなお寺と映ったが、自動搬送式の建物が巨大すぎて、感覚が麻痺していたのだと、ほどなく思い改めた。折も折、境内に入るとすぐに、桜の古木が咲き誇っていて、ふっと心が和らぐ。

◆“商売”のために“お客様”に寄りすぎるのもどうか

 住職の吉崎長生さん(65才)が対応くださった。

「法華宗の本門流。京都の大本山本能寺が本山です。岡田さんのご実家と同じ宗派なんです。お母さまの葬儀の席で偶然の巡り合いがありました。東京に懇意なお寺がないとのことで、たまたまの仏縁でした」

 美子さんが言った「偶然とは思えない出合い」「見えない糸」とは、家の宗派のことだったのだ。お墓は宗派不問とアピールするところが多い中、ここ立正寺は信仰を大切にするお寺らしい。

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の会長である永谷晶久さん
《都道府県魅力度ランキングで最下位の悲報!》「埼玉には『うどん』がある」「埼玉のうどんの最大の魅力は、多様性」と“埼玉を日本一の「うどん県」にする会”の会長が断言
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン