常連の大銀行幹部の娘・ルルの友人である40代半ばの既婚女性が、自分の子供といってもおかしくないほど若い童顔のホストの手を握り、「彼はウチの旦那なの」と紹介してきたことがあった。
2013年に香港系メディア「鳳凰時尚」が約2万2000人の既婚女性を対象に、夫を含むセックスパートナーの人数についてアンケート調査を行ったところ、4割が複数のパートナーがいると回答した。また、食事やデートを含む「不倫」は、84%が経験ありと回答した。有閑マダムは年下ホストとよろしくやっているのだろう。
中国のホストクラブは一部の富裕層向けの店が大半で、高額のためまだまだ敷居が高い。格差の“上”にいる女性たちは、今夜も札束を武器に男を漁っているのである。
※SAPIO2017年5月号