4月の番組改編で、他局とは違った動きを見せたのがテレビ朝日だ。最近ではめっきり数が減った夜の生放送番組を相次いで投入しているのだ。その狙いについてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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22、23日に報道・情報番組『サタデーステーション』『サンデーステーション』(ともに20時54分~)がスタートします。さらに、18日には『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて』(23時15分~)がスタート。つい先日までその時間帯に放送されていた『中居正広のミになる図書館』がゴールデンタイムに移動(20時~、初回は19時~2時間SP)して、24日にスタートします。
3番組の共通点は生放送。現在、民放各局でゴールデンタイムに生放送されているのは、『ミュージックステーション』だけであり、いかに異例であるかが分かります。しかも、これらの番組を制作しているのはすべてテレビ朝日。なぜ他局が避ける生放送という独自路線を進もうとしているのでしょうか。
◆生放送ならではの緊張感とハプニング