国内

甦った森喜朗氏 小池都知事と五輪めぐって「首都決戦」

現在79歳の森喜朗氏(写真:時事通信フォト)

「エッ、なぜここに!」──4月18日夜、東京・赤坂の料亭で会合を持った安倍晋三・首相の“出待ち”をしていた政治部記者たちは、予期せぬ人物の出現に驚きの声を上げた。安倍首相が迎えの車に乗り込んだ後、同じ店から小池百合子・東京都知事が出てきたのだ。

「総理と同席したのか」という記者の質問に対して、小池氏は「違うんです。偶然です」とだけ答えて車に乗り込んだ。

 安倍首相は財界人との会食、小池氏は小泉純一郎・元首相、二階俊博・自民党幹事長らと別の会合に参加したが、出席者の話から店内で2人の即席の会談が行なわれたことが判明した。

 その前日にも、2人は銀座に完成した大型商業施設「GINZA SIX」のオープニングセレモニーで顔を合わせ、安倍首相が小池氏に、「『銀座の恋の物語』を一緒に歌ってもいい。東京五輪は小池知事ともしっかりと協力をしていきたい。本当にそう思っております」と、熱いラブコールを送ったばかりだ。

 7月の東京都議選では小池新党と自民党が激突する。そんな中、2夜連続の小池&安倍の“デュエット”は何を意味しているのか。

 都政記者は「ここにきて小池知事と東京五輪組織委員会会長の森喜朗・元首相との確執が再燃し、さらに激化しようとしている。小池さんは安倍首相に森さんへの対応を相談したのではないか」と見る。

関連記事

トピックス

2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
【追悼】釜本邦茂さんが語っていた“母への感謝” 「陸上の五輪候補選手だった母がサッカーを続けさせてくれた」
週刊ポスト
有田哲平がMCを務める『世界で一番怖い答え』(番組公式HPより)
《昭和には“夏の風物詩”》令和の今、テレビで“怖い話”が再燃する背景 ネットの怪談ブームが追い風か 
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
広島・広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《過激すぎる》イギリス公共放送が制作した金髪美女インフルエンサー(26)の密着番組、スポンサーが異例の抗議「自社製品と関連づけられたくない」 
NEWSポストセブン
1990年代、多くの人気バラエティ番組で活躍していたタレント・大東めぐみさん
《交通事故で骨折と顔の左側の歯が挫滅》重傷負ったタレントの大東めぐみ「レギュラーやCM失い仕事ほぼゼロに」後遺症で15年間運転できず
NEWSポストセブン
1990年代、多くの人気バラエティ番組で活躍していたタレント・大東めぐみさん
《事務所が猛反対もプロ野球選手と電撃結婚》元バラドルの大東めぐみ、人気絶頂で東京から大阪へ移住した理由「『最近はテレビに出ないね』とよく言われるのですが…全然平気」
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《借金で10年間消息不明の息子も》ビッグダディが明かす“4男5女と三つ子”の子供たちの現在「メイドカフェ店員」「コンビニ店長」「3児の母」番組終了から12年
NEWSポストセブン