「自分のいちばんよかった時代のままアップデートされないと、“年齢はわからないけど、若くは見えない”という人になってしまうと思うんです。山辺容疑者は典型的な歓迎されないタイプの年齢不詳ですよね。印象に残っているのは、タイ警察に捕まった時の服装。両肩とカチューシャと、バストアップだけで3つもリボンがありました。リボンがあればかわいいだろう、若く見えるだろう、という記号的なものをたくさん身につけることで安心するタイプなのでしょうね」(スーさん)
それはもはやただの“嫌われるサバ読み女”。ヘアメイクアーティストのおぐねぇー(48才)も、山辺容疑者について、「自分のいちばん輝いていた時代を引きずっているのねぇ」とため息をつく。
「きっと昔から、かわいいね、ってちやほやされて、そのときの記憶が誇りなのよ。本当は前に進まなきゃいけないのに、道に迷って帰ってこれなくなっちゃった。それが周りに違和感を抱かせてしまう。年を重ねると、誰もが陥る落とし穴ですよ。特にちやほやされてきた女性に多い」(おぐねぇー)
…と言われて、稲田朋美防衛大臣(58才)を思い浮かべた人も多いのではないだろうか。柄ワンピに網タイツをはいたり、どんなときもくるんと巻いた髪で、ふさふさのつけまつげに、キラキラしたアイメイク。スーさんは、姿よりも年甲斐もない行動のほうが問題だと指摘。
「やっぱり男性議員に追及された時のしゃべり方とか、口をすぼめて涙ぐむとか、そういう大人げない仕草が鼻につくんだと思うんです」
では、愛される“年齢不詳”とは?スーさんは「まずは清潔感。そして、生き方がアップデートされている女性」と言う。
「最近20才下の男性と再婚した藤あや子さん(55才)も、きれいな背中が見えるファッションをするとか、いちばんいい見せ方を知っているかたですよね。山辺容疑者と大きく違うのは、人からどう見た目で判断されるかということにあまり重きを置いてない気がする点。腹が据すわっている。石田さんもそう。ちょっとやそっとのことでは動じなさそうな潔いさぎよさが感じられます」
※女性セブン2017年5月11・18日号