芸能

石坂浩二「この役をやれなかったら60年の俳優人生が無駄に」

「いま、芝居が楽しくて仕方がない」という石坂浩二

「いま、芝居が楽しくて仕方がない。60年以上この仕事を続けてきて、ある意味、初めての境地なんですよ」

 俳優・石坂浩二(75)はくつろいだ表情ながら、じっくりと噛みしめるようにそう語った。

 石坂はいま、4月に放送が始まった倉本聰脚本のドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系/毎週月~金曜、昼12時半より放送)で主演を務めている。テレビ朝日がこの春より新設した、高齢者世代へ向けた昼の帯ドラマ「シルバータイムドラマ枠」の船出を飾る作品だ。

 放送期間は半年間。石坂の連ドラ主演は『水戸黄門』(2002年、TBS系)以来、約15年ぶりとなる。2クールも続く昼ドラの主演は、長いキャリアの中でも経験がない。75歳にしてなお、役者としての“初”に挑み続けている。

「1969年に出演したNHKの大河ドラマ『天と地と』が大河史上初のカラー作品で、僕は割とテレビ史の中の“初めて”に関わることが多かったんです。

 その延長でこれも初めてかと軽く考えていたら、今回は役者として出るだけでなくナレーションまで僕がやることになっていた。なにしろセリフの量は多いし、とんでもないことになってしまいました(笑い)」

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