「20年前に別れた夫婦が子供の結婚式で再会し、相手の親戚と『おばちゃん、元気でよかった』と抱き合って泣いていたり、母が元夫に向かって『○○さん、ありがとうございました。離れてからも娘を見守ってくれて、立派に学校も出て結婚することができました』と挨拶し会場が温かい涙に包まれるなど、いい雰囲気になったこともありました」(大和田さん)
ただ、今回の聖子欠席は親心なのでは、と大和田さんは言う。
「もしも聖子さんが出席されていたら、パーティーの主役は沙也加さんであるはずなのに、視線も話題も聖子さんに集中してしまったでしょう」
今日のスポットライトは、自分ではなく娘にあたるべき──。母はそう考えたのだろう。聖子は沙也加が成人した頃、親の七光りに頼らずに自立するようにと告げている。欠席したのは、「松田聖子の娘」ではなく「神田沙也加」として生きていってほしいという母親ならではの愛情なのかもしれない。
しかし、そこに「聖子さん特有の皮算用もあるのでは」と言うのはある芸能記者だ。
「聖子さんはこれまでも、自分のアルバムの発売直前に結婚を発表するなどしてきました。するとニュースになって、話題になるからです。今年、聖子さんは6月にコンサートツアーを始めますが、もしコメントを発表するなら、そのタイミングになるのでは」
だとしたらさすが聖子…。これぞ巣立った娘へ送る、芸能界の大先輩としてのエールかもしれない。
※女性セブン2017年6月1日号