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お疲れ脳をスッキリさせる瞑想法「マインドフルネス」とは

疲れない脳になるマインドフルネスとは?(写真/アフロ)

 子供と遊んでいる最中に「今日は帰りが遅くなる」と夫からメールが届いたかと思えば、ママ友からLINEが飛んでくる。今日までにコレをやって、来週までにはアレをしなきゃ…といったふうに、現代に生きる母親には、マルチタスクが当たり前。

 2013年に実施された博報堂の調査によると、SNS利用者の平日の平均利用時間は、70分超え。健康づくりを科学的にサポートする会社「Campus for H」でリサーチマネジャーを務める西本真寛さんが言う。

「2002年に12秒ほど続いていた人間の集中力が最近9秒になったというレポートがあります。それは、インターネットやスマホなど、身の回りで集中力を奪うものが増えたからだといわれています」

 人が物事を考えるとき、後帯状皮質などの脳回路は、過剰な働きをする。つまり、やるべきことがたくさんあると、いくら睡眠をたっぷりとったとしても、脳は休むことなく働き続けて、疲弊してしまうのだ。

◆マインドフルネスが脳に効くメカニズム

 気づかないうちに“お疲れ脳”に陥っている私たち。そこから抜け出すために手助けをしてくれるといわれているのが、「マインドフルネス」だ。これは、脳を充電させる瞑想法で、前出の西本さんいわく、「簡単にいうと、リラックスしながら、“今”“この場所”に100%集中している状態」のこと。2007年に米国Google社が社内研修として始めたことでムーブメントが起き、今では世界中の有名企業にも導入されている。

 芸能人にも実践者は多い。乳がん闘病中の小林麻央も、ブログで1月に、「眠る前に、瞑想を誘導する音楽や言葉を聴いています」と明かしている。生まれた時を思いながら実践したところ、母のお腹にいる安心感があったという。

 またマドンナもツアー中は防音設備の整った専用の個室をつくり、1時間の瞑想を欠かさない。タレントのSHIHOは、毎朝6時30分に起床し、太陽が昇る東を向いてヨガと瞑想をじっくり行い、なんでもない“静”の時間を意識的に持つことを心がけているのだとか。瞑想後は思考がクリアになり、悩みから解放されポジティブになるという。

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