優子は「しっかりの者の先輩である一方、身体が弱いという悩みを抱える」、豊子は「成績優秀である一方、堅物でつい憎まれ口をたたいてしまう」という二面性のある役柄。そんな難しい役を同じ2000年生まれの年少2人が演じていることに驚かされます。
優子を演じる八木さんはまだ16歳ながら、有村さんら20代女優の先輩役。それができるのは、赤ちゃんのときに『仮面ライダーアギト』(テレビ朝日)や『ちゅらさん』(NHK)に出演するなど、すでに芸歴17年のキャリアがあるからでしょう。
八木さんの代表作と言えば、2008年の『薔薇のない花屋』(フジテレビ系)。香取慎吾さん演じる主人公の娘・雫ちゃんのけなげな姿を覚えている人も多いのではないでしょうか。それから9年が過ぎた今、子役時代の面影をわずかに残しつつも、20代女優たちに安心感を与えるような堂々たる演技を見せています。
◆プレッシャーと演技指導に耐えた経験値