国際情報

障害持つ子をハーバード大に進学させた母の愛情物語

中国人母の愛が大きな感動を呼んでいる

 夫と離婚してまで、脳性麻痺の息子の世話にかかりきりになり、保険の外交員などの仕事を転々としながら、中国最高の名門、北京大学や米ハーバード大のロースクール(法科大学院)に彼を進学させた中国人の母親が大きな感動を呼んでいる。

 この女性は中国河北省に住む鄒コウエンさんで、1988年に長男の丁丁君を出産した。ところが、極めて難産だったことから、医師は「丁丁君は出産の途中で、重度の脳性まひになっており、一生障害に苦しむことになる」と宣告し、丁丁君を安楽死させることを提案した。

 鄒さんの夫は医師の提案に同意したが、鄒さんは丁丁君を見捨てるのに忍びなく、安楽死を望む夫を捨てて、丁丁君とともに生きることを選んだ。

 鄒さんは大学の事務員のほか、パートタイムで保険の外交員の仕事をしながら、仕事以外はずっと丁丁君につきっきりで世話をして、勉強も自分で教えることにした。その様子は、周囲が「虎の母」と呼ぶほど厳しく、容赦なく教えたという。これについて、鄒さんは「この子が大人になっても困らないように、心を鬼にして、この子のためを思ってしたことです」などと語っている。

 このような鄒さんの母親の愛情を感じとったのか、丁丁君も頑張って、勉強もクラスのトップになるなど、優秀な成績をおさめ、北京大学の法学部に入学し、大学院にも進んで、修士課程を修了後2年間働き、米大学の大学院に進むための学費を貯めた後、米国でも超難関のハーバード大学のロースクールに進学し、現在、在学中だ。

トピックス

被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン