「ソフレはもともと性行為を求めない草食系の若者の増加とともに生まれた男女関係。それが、体力や性機能の低下でセックスが難しくなったシニア世代にも普及した。初めはお互い性交渉を持とうと試みたものの成功に至らず、それでも精神的なつながりはなくしたくないと考える高齢者も多い。そのような場合、肉体的な満足の代わりに、添い寝をすることで精神的な充足や安心を得る人が多いようです」

◆セックスをしない安心

 妻と死別した後、仕事先で同年代の女性と出会った50代男性・A氏はいう。

「初めは食事をするだけの仲でしたが、私は妻がいない寂しさ、彼女は仕事が忙しい夫に相手にされない寂しさを埋めるため、夜も一緒に過ごすようになりました。何回か性行為を試みましたが、私は年のせいか、最後までできないことが多かった。それでも、彼女が『夜隣で一緒に寝られるだけで安心する』と言ってくれたのです。それからは『添い寝するだけ』の関係になりました」

 このようにして「ソフレ」になるケースが多いというが、初めから性交渉を持とうとしないカップルも少なからずある。高校の同窓会で再会した既婚女性とソフレ関係になったという60代既婚男性・B氏が語る。

「彼女と会ったのは20年ぶりぐらいでしたが、お互いに映画鑑賞が趣味とわかって意気投合し、後日、映画デートをすることになりました。

 以後、映画デートを重ねていましたが、ある日、ディナーを楽しんだ後にかなり会話も弾んでいい雰囲気に。酔いが回った勢いもあり、彼女に『抱きたい』と思い切って伝えました。すると、『抱いたらこの関係は終わりに向かいますよ。体ではなく、心を抱いてください。体はいつでも抱けますから』といわれたのです。でも不思議と『拒絶された』という感情は沸かず、簡単に体を許さない行動に新鮮さを覚えました」

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン