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これからはAirbnbの天下 独り勝ちの可能性も

 エアビーアンドビーのホストサービス料(仲介手数料)は宿泊料金の3~5%だ。これは、仲介手数料が宿泊料金の10%以上と言われている「エクスペディア(Expedia)」「アゴダ(agoda)」「ブッキングドットコム(Booking.com)」など従来のオンライン旅行サイトよりも格段に安い。

 そのため、もともと既存のホテル・旅館は民泊に反対していたが、集客に苦労している宿泊施設は、今や続々と仲介手数料が安いエアビーアンドビーに登録している。こうなると、もうここから先はエアビーアンドビーの天下だろう。

 たとえば、中国人観光客は大人数で来日するケースが多く、ホテルや旅館の場合は複数の客室を確保しなければならないので、宿泊費が嵩んでしまう。しかし、エアビーアンドビーならマンションの広い1室や戸建て住宅・別荘の1棟貸しがあり、大人数でも同一料金で宿泊することができる。長期出張で1か月貸しということも可能である。

 しかも、宿泊料金はホストが随時自由に決定・変更できるし、利用者からの評価やトラブル客への対策も進んでいる。エアビーアンドビーはゲストにとってもホストにとっても、極めてメリットが大きいのだ。日本ではカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と事業提携したので、いっそう市場が拡大するだろう。もはやエアビーアンドビーの“猛威”に逆らうことは不可能だと思う。

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