「議員本人は清澄白河から国会に通っている。宿舎は地元秘書の上京時、ホテル代わりに使わせているようです」(地元関係者)
明らかなルール違反である。不倫、多額の不動産資産を所有、議員宿舎問題など、一連の疑惑について藤丸氏に質した。
──都内にマンションを所有しているのに議員宿舎を借りている。
「結婚して20年以上経つので妻に浦安の物件を贈与しても税金がかからない。離婚協議の中で贈与した。清澄白河の物件は、私もいつポックリいくかわからないので、Sに残してやろうと贈与した。豊洲のマンションは値上がりを待って売ろうと投資のために購入したもので、現在は息子が住んでいます。豊洲は妻も時々通っているから私が住むわけにはいかない。宿舎には議院運営委員会に入居願を出して正式な許可を得ている」
──宿舎を秘書のホテル代わりに使っているとの指摘がある。
「確かに地元秘書が上京したときに泊まらせることはあります。しかし、基本的に私が住んでいます。たまにSのところに泊まることもありますが……私も妻とSに生活費を渡しているから余裕がなく、赤坂宿舎から家賃約2万円の青山宿舎に引っ越す予定です」
“億ション3戸”に加えて、クルーザーやセスナも購入できるのに生活が苦しいという説明も、また苦しい。しかも、藤丸氏の政治資金収支報告書を読むと、安倍首相と同等の年間約1億3500万円の政治資金(2015年)を集めるなど、2回生の中でも屈指の集金力を誇る。議員歳費を政治活動に充てる必要もないはずだ。
そう問うと、こう語った。