【4】
 心肺停止と判断したら人工呼吸を2回行う。1秒かけて胸の上がりが見える程度の量を2回吹き込む。

※ただし人工呼吸用の感染防止マスクがない場合、人工呼吸の方法を訓練していない場合、血液や嘔吐物により感染の危険がある場合は人工呼吸を行わず、【5】の胸骨圧迫のみ行う。

【5】
 人工呼吸が終わったら、胸骨圧迫を30回行う。1分間あたり100~120回のテンポで胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す(人工呼吸ができない人は胸骨圧迫のみ)。圧迫する位置は胸の真ん中。強く速く、中断が10秒超えないよう絶え間なく行う。

【6】
 AEDが到着したら、まず電源を入れる(ふたを開けると電源が入る機種もある)。

【7】
 電極パッドを胸に貼る。電極パッドを貼る位置は、電極パッドの説明書に記された絵に従い、直接皮膚にしっかりと貼る。体が汗で濡れていたらタオルで拭き取る。おおよそ6才ぐらいまでは、小児用電極パッドを貼る。小児用がなければ成人用で代用する。

【8】
 電極パッドを貼ると、自動的にAEDが電気ショックの必要性を判断。心電図解析からは、すべてAEDの判断にゆだねる。解析中は、AEDや傷病者に絶対に触れてはいけない。

【9】
 点滅しているショックボタンを押し、AEDの表示窓のメッセージに従い作動させる。

 心肺蘇生とAEDの手順は何らかの反応(息を吹き返すなど)が出るまで、または救急隊に引き継ぐまで続ける。

※女性セブン2017年9月7日号

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