国内

SNSなどを使って腐敗議員を落とす「落選運動」のやり方

ダメ議員にNOを突きつけるには?

「日本をダメにする政治家」は知名度が高く、強力な地盤を築いているケースが多い。このまま彼らがのうのうと当選していくのを、指を咥えて眺めていたくない──そこで有効になるのが、「落選運動」である。選挙制度論に詳しい神戸学院大学教授の上脇博之氏が解説する。

「落選運動とは、有権者たちが特定の候補を“政治家に相応しくない”と訴え、当選させないようにする運動のことです。公職選挙法では、公示前に当選のための選挙運動を行なうことは禁止されているが、“落選のための運動”は禁じられていないため、今すぐにでも始めることが可能です」

 海外では有権者による落選運動が奏功している。韓国の2000年の総選挙では、市民団体が連帯して汚職政治家など86人の「落選候補者」を公表した結果、その中の59人が落選した。米国でも2012年の大統領予備選挙の際、共和党の保守系団体(ティーパーティー)が、同じ共和党でも穏健派のロムニー候補の指名に猛反対する運動を展開。同年のインディアナ州上院選の予備選でも、共和党重鎮が敗北に追い込まれている。

 波及効果でいえば、最も有効なツールとなるのはツイッターなどのSNSだ。電子メールは、選挙期間に入ると党・候補者以外の個人が特定候補への“投票を促す”ことは禁止されるが、“落選を促す”メールであれば可能である。

「選挙期間中にインターネット上で落選運動をする場合、送信者の氏名・名称、メールアドレスなどの連絡先を表示しなければなりません。ツイッターなどは実名ではなくハンドルネームでも可です。インターネットが苦手な高齢者の方々は病院や老人ホームといった地域の人達が集まるコミュニティで、クチコミで落選運動を展開していくのも有効です」(上脇氏)

 野党と同じく有権者も“共闘”することで、NOを突きつけることができる。

※週刊ポスト2017年10月13・20日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
インフルエンサーのぴきちんさん(Instagramより)
《2年連続ポストシーズン全試合現地観戦》大谷翔平の熱狂的ファン・ぴきちん、全米巡る“体力勝負”の脅威の追っかけはなぜ可能なのか
NEWSポストセブン
2024年に『ウチの師匠がつまらない』を上梓
「視聴率とれたらオレのおかげ?罰が当たるよ」三遊亭好楽さんが『笑点』メンバーや裏方に愛され続ける“お客さんファースト”  地方営業で土産を爆買いも
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン