皇太子ご夫妻は、交互に双眼鏡を覗かれながら愛子さまに声援を送られていた。

 お昼をはさんで、午後に愛子さまが登場されたのは「ドリブル競争」。バスケットボールをドリブルし、ゴールを決めたらまたドリブルで戻って次の人にパスするというリレー形式のレース。各学年の代表者が20人ほど出場し、中等科1年~高等科3年までの学年別6チーム対抗で争うもっとも盛り上がる競技の1つだ。

「愛子さまは高1チームの11番目の走者としてパスを受けました。トップも狙える位置につける接戦で、見事に1回でゴールを決めました。うしろのメンバーにボールを託すと、愛子さまは祈られるような仕草を見せられていましたが、チームはだんだんと遅れをとってしまい、結局4位でゴール。その結果がよほど悔しかったのでしょう。愛子さまは、しゃがみこんで泣いていらっしゃいました。それだけ練習を頑張ってきたということでしょう。愛子さまは、一緒に涙を流すチームメートと手を握ったり、背中をさすったりと、健闘をたたえ合われていました」(前出・学習院関係者)

 1学期には授業を欠席されることもあった愛子さまだが、夏休みが明けてからは、ほぼ毎日元気に登校されているという。生活の充実ぶりは、学校行事以外でも見られた。

「9月26日、愛子さまは皇太子ご夫妻とご一緒に、新任皇宮警察官の会釈に参加され、ご挨拶されていたようです。体調やお気持ちが安定されていることが伝わってきます」(前出・皇室記者)

 運動会の一日を、文字通り駆け抜けられた愛子さまの表情は、天の高い空のように晴れやかだった。

※女性セブン2017年10月19日号

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