国内

今や保存食品だけじゃない そのままで美味なグルメ缶詰増加

焼き鳥バインミー

「日本の缶詰の歴史は明治時代に始まります。政府は、缶詰を輸出して外貨を稼ぐ目的で、缶詰の量産を始めました」とは、缶詰博士こと黒川勇人さん(「」内、以下同)。

 国策として製造が始まった缶詰は今や、国民1人あたり年間33缶を消費するほどとなり、日本は世界有数の缶詰生産国に成長した。さらにここ数年で、缶詰界では新たな流れが定着しつつあるという。

「日本の大手食品卸のひとつ、国分グループ本社が10年に発売を始めた『缶つま』シリーズによって、素材や製法にこだわった“グルメ缶詰”や、一品料理としてそのまま食べられる“総菜系缶詰”がブームになりました。それまで保存食品と思われていた缶詰が、普段の食卓で食べられるクオリティーに進化したんです」

 さらに、下ごしらえが終わった調味食材としても使えるため、時短料理の救世主として欠かせない食材にもなった。そのままでもおいしい缶詰だが、ひと手間加えるだけで、豪華料理に大変身するわけだ。具体的なレシピを紹介しよう。

■焼き鳥バインミー
【1】バゲット(15cm程度)2本の側面にそれぞれ切れ目を入れ、内側にバター適量を塗る。
【2】ボウルに『やきとり塩味』缶2缶分の身を入れ、魚醤少量を加えてよく混ぜる。
【3】 【1】に好みのナムル3種(ほうれん草、にんじん、豆もやしなど)、パクチー適量、【2】を挟む。

 使った缶詰は『やきとり塩味』(70g 172円/ホテイフーズコーポレーション)。「料理人にもファンが多いのがこの缶詰。シンプルな塩味なので、野菜炒め、カレー、パスタ、炒飯など、いろんな料理の具材に活用できます」(黒川さん)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン