「克幸氏はほとんどの球団に対し、口にこそしないものの“指名してくれなくても構わない”とばかりのつれない態度だったという。
西武との面談では、球団の二軍寮や練習場、球場の設備が老朽化していると指摘。他球団にも、清宮が早実の先輩である王(貞治)さんをどれほど尊敬しているか、球団の育成システムや施設の充実度がいかに重要かという話題に。“これじゃ事実上のソフトバンク逆指名だよ”とぼやく担当者もいた」(同前)
あまりの“タフネゴシエーター”ぶりに、多くの球団がタジタジになってしまったようだ。スポーツ紙デスクがいう。
「最近になってオリックス、中日などが撤退を決めたという情報が出回っているのも面談と無関係ではないようだ」
清宮のプロ志望届提出直後に1位指名を明言した阪神以外“清宮1本”の球団は現われていないのも気にかかる。
※週刊ポスト2017年11月3日号