「皇族方は一団でいらっしゃるのではなく、上手に間隔を取られて、満遍なく招待客との交流の時間をもたれていた印象です。
私たちは漫画家の水島新司さん(78才)のすぐ後ろに位置することになりました。陛下が“絵をいただきましたね”と水島さんにお礼を言おうとしたら、皇太子さまが“私がいただいたんですよ”と見事な『ツッコミ』をされて、一気に和んだムードが広がったのを記憶しています」(前出・赤堀さん)
お声掛けが終わると、招待客は写真撮影や食事の続きをし、自由解散という形で入場時に使った門から退出していった。
「帰路につく際には、受付でお土産をいただきました。菊の焼き印が入った半円状のどら焼きのような和菓子で、包装紙も何もついていない真っ白な箱に入っていたのが印象的でした」(前出・赤堀さん)
これは「菊焼残月」という宮中の儀式の引き出物として古くから用いられている伝統的な和菓子で、宮内庁大膳課出身の料理人が開業した『麻布 菊園』(千葉市若葉区)で購入することも可能だ。
「園遊会にお招きいただいたことは大変な名誉です。一生忘れられないほどの思い出になりました」(前出・赤堀さん)
※女性セブン2017年11月23日号