※以下、書籍データの刊行年は最初の単行本のもの。版元と価格は現在入手できるおもな版のもの。

【1】「妖怪」と呼ばれた政治家との直球勝負のやりとり
『岸信介証言録』編者・原彬久/2003年/中公文庫/本体1200円+税

【2】福田赳夫、三木武夫ら戦後の大物政治家を生々しく描く
『戦後政治の証言者たち ─オーラル・ヒストリーを往く』著者・原彬久/2015年/岩波書店/本体3100円+税

【3】「ここまで喋って大丈夫か」と橋本龍太郎首相が心配した
『首相官邸の決断 内閣官房副長官石原信雄の2600日』インタビュー・構成・御厨貴、渡邉昭夫/1997年/中公文庫

【4】ベストセラーとなった「カミソリ」後藤田正晴の回顧録
『情と理─カミソリ後藤田回顧録』著者・後藤田正晴 監修・御厨貴/1998年/講談社+α文庫/上下巻各本体950円+税

【5】「生涯主筆」が夏の日に一気に語った迫力ある回顧録
『渡邉恒雄回顧録』監修・御厨貴 聞き手・御厨貴、伊藤隆、飯尾潤/2000年/中公文庫/本体1238円+税

【6】経営者にして詩人・作家が家族、経営、文化を語る
『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』編者・御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一/2015年/中央公論新社/本体3200円+税

【7】政治と関わった知識人の歩みを通して見る戦後史
『舞台をまわす、舞台がまわる─山崎正和オーラルヒストリー』編者・御厨貴、阿川尚之、苅部直、牧原出/2017年/中央公論新社/本体3000円+税

【プロフィール】みくりや・たかし/1951年東京都生まれ。東京大学法学部を卒業し、同助手などを経て、現在東京大学客員教授。『政策の総合と権力』(サントリー学芸賞)、『馬場恒吾の面目』(吉野作造賞)、『オーラル・ヒストリー』など編著書多数。

※SAPIO2017年11・12月号

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