スポーツ

期待の力士・ビャンバスレンへ 叔父・朝青龍からの助言

全国高校総体で準優勝したビャンバスレン(写真:共同通信社)

 角界が揺れる中、「謎のスー女」こと相撲女子の尾崎しのぶ氏が、相撲コラムを週刊ポストで執筆中。今回は、10月の国体で3位になり、角界入りが決まっているスガラグチャー・ビャンバスレンについて尾崎氏が綴る。

 * * *
 十月、第七十二回国民体育大会相撲競技会が愛媛で行われた。少年団体の部では、埼玉栄高校の相撲部員で構成された埼玉県が優勝。少年個人は、そのメンバーである納谷幸之介が優勝した。

 以前もこの欄で書いたが、納谷幸之介は大鵬の孫であり貴闘力の三男である。貴闘力の現役時代の身長は百八十二センチ(大型力士が多かったこともあり百七十五センチくらいに見えていた)。しかし婚約会見の写真では貴闘力より十センチは高身長に見える大鵬の御息女・美絵子さんの素質が大きいようで、納谷幸之介は高校三年生の現在百九十センチ、百六十キロの堂々たる体躯を持つ。

 インターハイで高校横綱を逃していた夏頃には十一月の九州場所で初土俵を踏むのではないかと記事にされていたが、四股やすり足など基礎運動にはげんだ結果リベンジを果たした。この優勝で十二月に行われる全日本相撲選手権大会への出場資格を獲得。納谷は「大学生にどのくらい力が通じるのか試したい」と語っている。

 もしベスト8に入れば三段目格付け出し(二〇一六年に全日本相撲選手権、全国学生選手権、全日本実業団選手権、国体成年個人のいずれかでベスト8であればと制定された)、優勝すれば幕下十五枚目格付け出しの可能性もある。どちらにしても高校生では史上初。仮に力が通じず入賞しなかったとしても、貴重な経験となるだろう。

関連記事

トピックス

近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン