国際情報

文在寅政権中枢は親北派だらけ 北朝鮮の理解者を内外にPR

韓国政権中枢は「親北派」

 国際社会が「対北朝鮮包囲網」で連携するなか、韓国だけが相変わらず「対話重視」を掲げるのは、人権派弁護士のまま大統領となった文在寅氏の影響が大きい。もっとも、大統領ひとりだけが対話を掲げるのであれば現実的な路線もとれるだろうが、現在の韓国政権中枢は親北派が重用されていると元駐韓大使の武藤正敏氏は指摘する。

 * * *
 盧武鉉政権時代、大統領と同じ人権弁護士として「対北融和路線」すなわち「太陽政策」の主要な担い手だった文在寅氏。大統領になってからは自身の政権スタッフにも“北朝鮮通”を重用している。

 その筆頭は、大統領秘書室長に指名した前ソウル副市長の任鍾ソク(イムジョンソク)氏だ。任氏は民主化運動が盛んだった1980年代、学生全国団体の議長を務めたゴリゴリの左翼運動家だ。金一族の支配を正当化しているとの指摘がある北朝鮮独自の国家理念「主体思想」に共鳴する人物としても知られる。

 大統領直属の情報機関・国家情報院トップには、北朝鮮情勢の専門家・徐薫(ソフン)氏を抜擢した。徐氏は、国情院に28年間勤めたベテランで、実務者として2000年と2007年の2回の南北首脳会談を成功させた人物である。とくに2007年の会談では北朝鮮側との秘密接触を任され、対北対話のエキスパートと評価される。金正恩委員長の父・金正日総書記にもよく知られた人物だったという。

 南北統一を主管する統一部長官には、キャリア官僚出身の趙明均(チョミョンギュン)氏を据えた。趙氏は1984年から2008年まで24年間、統一部で勤務したベテランだ。2001年から北朝鮮との交流協力局長を務め、3大経済協力事業とされる開城工団事業、鉄道・道路連結事業、金剛山観光事業を軌道に乗せた。2006年から2008年まで、盧武鉉政権下で青瓦台(大統領府)での勤務経験も持つ。大統領秘書室・安保政策秘書官の要職を務め、2007年の南北首脳会談の実現に貢献、同席もした人物である。

関連記事

トピックス

運転席に座る中居(2025年12月下旬)
《三歩下がって寄り添う高級ジーンズ美女》中居正広を今もダンサー恋人が支える事情「この人となら不幸になってもいい…」過去に明かしていた結婚観との一致
NEWSポストセブン
新大関・安青錦
新大関・安青錦が語る2026年の抱負「いちばん上まで行きたい。期限にこだわりはないけれど目指さなければ意味がない」 
女性セブン
一般参賀にお姿を見せた上皇さまと美智子さま(時事通信フォト)
《新年を寿ぐホワイトドレス》「一般参賀に参加いただく必要があるのか?」美智子さま“お手振りなし異変”報道で波紋…上皇ご夫妻が行事に込める「内に秘められた心の部分」
NEWSポストセブン
元日本テレビアナウンサーの大神いずみ氏(右)と放送作家の山田美保子氏
《2026年の女性アナ事情》各局エース級が続々フリー転身 次世代を担うポスト田村真子、岩田絵里奈は誰か?【大神いずみ氏×山田美保子氏対談】
週刊ポスト
茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された
《水戸市・31歳ネイリスト女性死亡》「『誰かのために働きたい』と…」「足が早くて活発な子」犯人逃走から6日間、地元に広がる悲しみの声
NEWSポストセブン
浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化
《声をかけて寄り添って》浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化 沈黙から一転、見られていた「雪解けの予兆」
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された秋篠宮家次女・佳子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀で見せた“ハート”》佳子さま、“お気に入り”のエメラルドグリーンドレスをお召しに 刺繍とハートシェイプドネックがエレガントさをプラス
NEWSポストセブン
元仙台高裁判事の岡口基一氏
「裁判所当局が嫌がった核心は白ブリーフだった」 弾劾裁判で法曹資格を失った岡口基一氏が振り返る「岡口裁判の急所」とは 裁判所と司法記者クラブの問題点も指摘
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された皇后雅子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀の“ブルーリンク”コーデ》皇后雅子さまはスタンドカラーでフォーマルに、愛子さまはマオカラー風で親しみやすさを演出
NEWSポストセブン
松田烈被告
「スマホから『映してください』と指示の声が…」ネットで“性的暴行してくれる人を募集”した松田烈被告(28)、被害女性が語った“外道すぎる犯行”
NEWSポストセブン
真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン